【有料級】コンプライアンス教育のネタを探して、12の方法から選ぶ


コンプライアンス教育のネタを探して、12種類の方法を確認して改善できる


こんにちは。グラスルーツ株式会社高橋です。

弊社は、企業向けの教育、中でも従業員さんが興味のない、面白いと思わない内容をどうしたら興味を持って見てもてもらえるかという具体的なコミュニケーション手法を提供しています。その主な要素として注目しているのは、感情の動き、体験などのキーワードです。

しかしながら、普段の教育、毎日の教育をするという点においては弊社のサービスを利用する前に出来ることもたくさんあるのではないかと思います。この記事では、もう少し汎用的に誰でもできることを、解説していきたいと思います。

そしてコンプライアンス教育を毎年、毎回行う度に使えるネタ探しや、チェックリストのようなイメージで利用いただければと思います。

解説にあたっては私が感じているコンプライアンス教育の根本的な問題点を共有したいと思います。きちんと取り組むにためには、問題意識を共有いただいてその前提から全てを捉えなおす必要があると考えているからです。

共有したい問題意識




①コンプライアンス教育はとにかくネタを出して毎年やれば良い

啓発活動は世の中にたくさんあります。安全などはその最たるものです。しかし、とにかく何でもかんでも、啓発活動をやれば良いのかというとそうでもないと思います。これまで私が見てきた多くの企業の会社では実際にあったことです。

毎年行うe-leaningにうんざりして、隣の席の従業員に聞くなどして正しい回答を得ていました。なぜ、正しい回答にしたいかというと、点数が満たない場合再テストになり、仕事の時間が奪われてしまうからです。

この諸問題の原因は、e-Learningかどうかではなく、コンプライアンス教育そのものが決して面白くないもので、かつ、出来ていたからといって褒められることのないタイプの学習だからです。

この大前提を忘れてしまっている方が多いように思います。

よく考えてみてください。面白くないコンプライアンス教育をそのままやったら面白くないのは当たり前です。

②啓発活動はネタの違う事例をやれば効果が出るという幻想

①でみたように、面白くない教育内容を、たくさんやられたら従業員の心情はいかがでしょうか?簡単です。嫌になるはずです。嫌になるというのは意識を向けなくなるというこです。つまり、よかれと思って何度もやってきたコンプライアンス教育は効果的どころか、マイナスの効果を生み出していることさえあるように感じます。

③コンプライアンスを社会学習として捉えなおす

ここ最近のコンプライアンス定義は、ルール遵守に加えて企業の倫理観にまで広がっています。ルール違反そのものよりも、二次的な制裁が企業のイメージやブランドを大きく傷つけるような事例が散見されています。コンプライアンス教育は、ルールを守るためのものを超えて、企業人としての正しい意思決定を支える社会規範教育としての機能があるのです。

その意味では、単に守っていれば良いものでなく、今の社会は何故これを良くないもとして取り扱うのかを学ぶ必要があるといえます。そのことが現在の社会のあり方、ビジネスの前提としてを知り、考える良い機会になるはずなのです。

このように社会学習として捉え直すことが必要です。

④コンプライアンス教育はネタ探しだけではない

後ほど詳しく解説しますが、よくある教育方法として他社の実際にあった事例を解説する方法があげられます。このネタを探す企業様が大変多く、その理由からか弊社の商品でも、36の事例が書いたコンプライアンスカードは人気があります。


しかし、この記事の中では、ネタ意外に教育するための視点がたくさんあります。ぜひ、取り組みのさいには、ネタに頼りきるのではなく、他のやり方や、他の視点にも目を向けていただくことで、従業員にとって魅力的なコンプライアンス教育にしていくことが可能です。



 


コンプライアンス教育の方法チェック項目




これらの根本的な問題意識を共有いただいたら以下の視点でコンプライアンス教育を考え直してみましょう。考え直すときのポイントは、単に以下の視点が在ればいいというものではなく、その割合を調整することで毎回啓発したいポイントをより明確にしつつも変化を与えるという点です。

飽きさせない工夫を永遠につづけるポイントは、割合を変化させ伝えるポイントを微妙に変えていくことです。この方法は、弊社が提供する場合にも適用させる実践的なあり方ですから是非参考にしてみてください。

①法律知識の提供


ある事例を提示したときに、法律知識を少なからず提示するはずです。無知による法律違反が起きないためには必ずできる教育方法なので、無知とならない範囲の法律知識は必要です。しかしながら、普通の人が過度に法律の知識を持ち合わせていることにあまり意味はありません。とても重要なことは、何故だめそうか?何故良さそうか?を自分なりに予測することが大切です。無知による法律違反は全体の中の割合は多くはありません。

従って、良心や倫理の問題だと認識させるためにも予測させることをおすすめします

②身近な事例で考える


身近な事例という場合、例えば「会社の備品を自宅に持ち帰って利用している」などは身近な事例といえるかもしれません。このような、日常にありがちな事例を取り出せると、より共感できるためより効果的な伝え方といえます。

③超身近な事例で考える


超身近な事例とは、私が考えた造語ですが、会社の枠を超えた誰でもやりがちなルール違反です。例えば、「ゴミをポイ捨て」することです。法律には、「みだりにゴミを捨ててはいけない」となっていますが、このことを知っている人は割と少ないのではないでしょうか。その他、お年玉に贈与税はかからないのでしょうか。私はその回答を知っていますが、知らない人も多いはずです。超身近な事例の取り扱いは、会社以前に、社会のルールを何となく捉えてしまっている自分達に気付ける重要な学習テーマです。 会社は、社内の中の重要なコミュニティですから、全体像を捉えることにも向いている学習テーマです。

④他社事例で考える

身近な事例の中でも、自社事例と他社事例に分類できるはずです。他社事例を見せるポイントは、単に身近に感じるさせるだけではなく、引き起こした原因を生み出した理由は自社にはないかなど

比較することで、できる考察を加えると尚望ましいはずです。 例えば、「ある会社は属人的に1人の人が経理を担当していたため横領が可能な環境にあった」と事例があったなら、自身の体制や構造はどうなっているかを考えると良いはずです。一方自社事例の場合は学習の論点をよく考える必要があります。というのも体制がない中で自社事例を出してしまうと自社の体制不足を露呈してしまうだけになることもあるため注意が必要です。しかし、きちんと取り扱えば腑におちやすい教育内容として提供できるのも自社事例の良さです。

⑤概念的に考える


他の要素と組み合わせる要素として、取り入れたいのは概念的に考えることです。概念的にといってもわかりにくいので具体的に以下の枠組みで考えてみると、犯罪が起こる仕組みがよりわかりやすくなります。ある事例を提示したときに、その事例から何を読み取らせるかがとても重要です。

不正のトライアングルでは、機会、動機、正当化という3つの視点で不正が起きるとしています。事例のそれぞれが何だったのかを確認することで、何が足りないかを考える機会になります。

⑥人間の感情を考える


不正が起きるとに人間の感情は葛藤なら必ずあります。不正のトライアングルでもありますが、正当化させる自己中人的な考え方と、そうではない社会的な考え方とがぶつかる瞬間です。

この両方の感情を否定するのではなく、明らかにして理性で、コントロールすることがとても大事です。人間の感情の複雑さや、色々な人の考え方、背景などを考えるには、人間の感情考えることは、とてもよくあっています。そして、このことは働くこと、社会性を考える機会になりますから意味のある教育テーマです。

⑦制裁から考える


不正が起きたことの後に何が起きたかということです。ここでのポイントは、単なる罰が何かではなく、感情の動きを伴った制裁のストーリーをきちんと伝えることが必要です。例えば、近年多く見かける謝罪会見は、その会見の様子や内容を伝えるだけではなく、その会見に至るまでにどこで、どんな感情があったか、会見の後はどうなのかをいわゆるドキュメンタリーの形式で伝えることで、その大変さを伝えることができます。

⑧映像から考える


映像とは、例えば安全講習にみられる悲惨な事故現場や、被害者、加害者のインタビューなどの映像です。この映像が効果的なところは、視覚的訴えかけられるところです。人間は、内容より、言葉より、視覚でコミュニケーションをとりますから映像による衝撃度の高そうなものほど、映像にしたときに効果的になるといえそうです。

⑨自分で答えを出す

事例を見たあとに、自分なりに何かを考えてみるという行動は非常重要です。自分で考えることで、自分の頭に内容が定着していくと考えられるからです。他のほとんどの方法と併せて提供できるため最も活用しやすい教育方法ともいえます。しかし、後ほどでてきますが、毎度毎度自分で考える行為を続けると、飽きがきますので適度に考えさせることが重要です。

⑩自分が体験できる

自分で答えを出すの発展系と捉えることができるのは体験です。自分で答えを出す、受け入れるなどを一連のストーリーの中で体験していくと、自分で答えを出すよりも、より楽しく自分の体験としと捉えることができます。

自分が体験できる何かとなると、事前のしかけや仕組み作りが少し大変ともいえるかもしれません。弊社はこの体験をボードゲーム、カードゲームという形式で提供しています。


⑪人的ミスを考える

人的ミスを考えることも重要な要素です。先にお話ししたように、不正は悪意のない場合は、人的ミスと知識不足に分類できるはずですが、その中でも人的ミスは意外に取り扱いの難しいテーマです。 なぜなら、人的ミスは必ず起きるからです。組織的なチェックを行なっても人的ミスは必ず起きます。従って、人的ミスをどのように減らすかは永遠の課題と言っても良いテーマなのです。そのことをわかることが、人的ミスを少しでも減らすための唯一の方法といえるのかもしれません。ときには、永遠の課題とわかっていても考えてもらうことで、問題の難しさを再認識させることができるはずです。



⑫ギャップを考える

ギャップを考えるとは、継続的な取り組みの中でどのように印象を残していくか?という話です。弊社にご相談いただくほとんどの企業様はこのギャップをどのように描けばいいか?どのようなやり方がありそうかを悩むことが多いです。具体的には、毎年似た形式の学習方法は飽きがきて、マイナス効果を発揮してしまうかもしれないので、毎年やり方を変えていくという長期的な視点と、一つのやり方の中でも、ギャップを出すことでメッセージを印象づけるという短期的な視点があります。 印象づけるという考え方は、啓発するとい考え方と似ているところがありますから、より重要だといえます。

長期的、短期的ギャップを生み出すコツは、これまでの内容を要素分解して、きちんと組み合わせていくことです。そして、今回は〇〇を印象づけるという目標設定をして、それに見あったバランスで要素を構成し、短期的なギャップを構築することが可能なはずです。


いかがでしたか。今回、コンプライアンス教育の4つの問題意識と、12の教育方法をお伝えしました。コンプライアンスの具体事例のネタのほかに、これだけのやり方というネタが既にあります。 ぜひ、自社のコンプライアンス教育を実施する際のチェックリストとして参考にしてみてください。


また、弊社はコンプライアンス教育を含めた、面白くないテーマを学習させる方法として、漫画ゲームなどの提供もしています。 中長期の教育の中では時に、このようなスタイルの学習方法がより効果的になるときがでてくると考えています。 このような学習スタイルにご興味いただけましたらグラスルーツ株式会社高橋までお問い合わせください。