エッセンシャルワーカー、4つの特徴と課題、そしてこれから

更新日:8月4日

近年、コロナウィルスの影響もあり、エッセンシャルワーカーという言葉を聞くようになりました。エッセンシャルワーカーとは、生活に必要なインフラを支える仕事をいうようです。ここからここまでがエッセンシャルですといった定義はありませんが、ないと生活に著しく悪い影響を与える仕事という意味あいなんだと捉えています。

具体的には、お医者さん、看護師さんなどの医療関連、電気ガス水道などのライフラインにかかわる仕事、コンビニなどの小売り店、宅配など消費者にものをとどけたり、遠い場所からものをとどけたりする物流の仕事、それから、家を作る建設会社、不動産関連などが該当するのだと思います。

これらの仕事を大雑把に括ることはあまり良いことはないかもと思いつつ、ある種の特徴があり、その特徴はずっと前から今も昔もあるように思います。今日はその特徴と、一般的な課題、そしてこれからについて考えてみたいと思います?

◯身体を動かす仕事。

頭は使いながらも、身体も使うというのが大きな特徴です。例えば、物流でいえば、海外からの輸入は空輸、船、陸では電車、さらに細部にはトラック、車が今でも利用され結局、誰かが運転して運んでいます。

身体を動かすということは、基本的に体力が求められることと、物量が多くなるのに比例して、人の数が必要になります。

ここでの課題は体力が長く持つかどうかです。一人一人は誰でも歳をとりますから体力はなくなります。体力などが低下してきたときに長くは続けられなくなるリスクがあります。

◯人工、頭数という考え方

エッセンシャルな仕事の多くは作業化し、誰でもできる仕事に変わりがちです。すると、1時間働いたから◯◯円といった時間単位での労働単価が当たり前になります。すると付加価値がつけにくくなります。こうなると儲けはどんどん少なくなります。

◯地域に根ざした仕事

エッセンシャルな仕事の多くは地域に根ざします。その理由は、遠方の人にお願いするより、近くの人に仕事をお願いする方が、時間単位が同じであれば、交通費分安くすむためです。

そのため、結果的に地域に根ざした仕事になりがちだということです。

これも、付加価値をつけにくくしてしまう要因になりえます。

◯持続可能性がある。

この特徴は、これまでが示してきたように長く仕事があると考えています。エッセンシャルな仕事は、作る仕事、動かす仕事です。大手の会社は付加価値を求めるため、知的財産、権利ビジネス、ネットを使った販売のようにより継続的に、効率的な利益を生む部分に集中します。しかし、この仕事、エッセンシャルな仕事の上になりたちます。

だから、エッセンシャルな仕事はなくならない、あるとすれば後継者の育成でしょう。

これからについて

さて、特徴と課題をざっくりと解説しましたが、私はこれらの仕事について、本当は、課題を設定するところから個々人で大きく変わると思います。私が先程説明した課題は、あくまで企業の成長、付加価値の増大という観点から話した一般的課題に、すぎません。つまり、企業の付加価値はそこそこ、でも幸せな生活を送りたいという考えや、企業価値は中くらいだけど、最高に楽しい会社、こんなあり方、生き方も当然ありだということです。

今、地域にある小さなエッセンシャルな仕事をする会社は、このままの状態を維持するもよし、伸ばすもよし、新たな付加価値を探して全国展開するもよし、こればっかりはその企業さんの考えるべきところだと思います。

私は、今の仕事を通じて、この会社さんが、どう考えるか、から生まれた課題を共有しながら、その会社さんなりの人材開発や採用に協力させていただければと思います。

私は仕事も含めた個々人の人生は明るくて、楽しさや喜びを得られるものがどんな場所でも必要だと考えています。エッセンシャルワークをすすめる企業様で、従業員に何を提供したら良いか悩んでいらっしゃる場合は、是非お声がけいただきたいなと思います。