こんにちは。グラスルーツ高橋です。前回までの記事では弊社のコーチングカード、step1からstep3までの内容について解説しました。今回は、最終stepの相手に行動を促す質問についてです。
行動を促す質問は、目標設定の面談や目標設定の方法を考えてもらう時や、部下に仕事を依頼する時などにも力を発揮しますから、是非カードを活用して身につけたいですね。
今回は、この行動を促す質問に関する重要なポイントを解説していきます。
◯行動を促す質問とは?
step4の行動を促す質問とは、例えば以下のようなものです。
①その目標が達成できたらどんないいことがありますか?
②その目標が達成するためには、どんなステップがありそうですか?
これらの質問は、行動を促すヒントになるような質問ですね。一つ目の質問では、達成後の素晴らしい姿を考えることで、行動したい気持ちを高めます。二つ目の質問では、目標までの道のりを細分化させることで、これからの行動を具体化していきます。
このように、様々な視点の質問を活用することで、主体的な行動を引き出していく質問です。
◯行動を促す他の方法は?
厳密にいうと、これらの質問のみが相手の行動を促すわけではありません。例えば、たくさん話ができてスッキリしたことで、次の行動につながる場合もあります。
つまり、step1から step3までじっくり話を聞くことがとても大事になってきます。
また、共感して頷くこと、相手が言ったことを繰り返すことによって相手が言ったことに共感を示すことができます。
これらの一つ一つが重なって相手の行動を促すことになることはしっかりと意識する必要があります。
◯相手が、自分で考えるアシストをするのがコーチング
ここまでの話から理解できると思いますが、コーチが行うことは全てが、相手が自分で考えることのアシストをするということです。
これまでの記事でも何度か触れていますが、このアシストする役割は技術ですから、覚えて、身につける必要があります。
だから、普段はこんなこと出来なくて当たり前です。
普段のコミュニケーションとは、異なる進め方があることをきちんと理解する必要があります。
以下のような考えは思い込みで、注意が必要です。
あの人は営業成績が良いからコーチングができる。
あの人はいつも社交的だからコーチングができる。
どちらもコーチングができる理由にはなっていません。コーチングの技術は新たに身につけなければ身につきません。
◯これらの質問を身につけるためにできること
私達がコーチングを身につけたいなら、できることは限られています。先ずは、正しく理解すること。その次は訓練の機会を多く設けること。
多くの場合は訓練の環境があまりありません。
弊社のコーチングカードを活用して、是非訓練環境を考えてみてはいかがでしょうか?
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