スキルとは何か?

今回はスキルとは何か?について私の考えをお伝えしたいと思います。お客様と話をする中で、だいたいの場合、どんなことができると良いですか?それはどのように評価できますか?という話になっていきます。その話の中で、そもそもスキルって何?という話になることもあります。 また、最近、◯◯力っていう書籍が随分発売されるようになりましたね。そういうこともあって、プレゼン力、論理的思考力、最近ではやり抜く力なんて言葉も聞いたことがあります。

こうした書籍の言葉は、販売上のコピーであって従業員教育では馴染みにくいテーマもあると思います。

◯スキルって何?

先ずは、私の考えるスキルとは?話をすると広義の意味では、書籍にあるような◯◯できる力で良いと思いますが、従業員教育をする場合は、a+b=c といった計算式で表せるもののみに活用すべきだと思います。

◯スキルは、a+b=c でいえるときのみ使う

これってすごく大事なことで、結局そのスキルが向上するか否かは、そのスキルそのものが論理的な階段になっているかどうか?で決まってしまう部分があるからです。たとえば、営業する力をa+b+cに分解することはほぼ不可能です。これは、成功する方法を教えますよというのに近い話です。つまり、ここで正しいのは、必要条件の提示のみにとどめることですね。a.b.cをそれぞれ教えるだけが良いのであって、営業力全体ではないでしょう。 

◯営業力は、もはやスキルとは言わない

つまり、私の意見では営業力をきちんと示す要素が不確実なので、営業力とはスキルではないという見方をします。

一方、敬語は、いくつかの種類できれいにわかれるため敬語は誰でも学べるはずです。こういうものを狭義のスキルと私は読んでいて、このタイプのものを従業員にはお伝えした方が、効果がわかりやすいともいえます。

◯営業力という言葉を使うとき。

これは、経営者や上司が問題意識を何となく伝えるために使う言葉であって、実態のないぼんやりしたものだと思います。 どうしたら成功しますか? どうしたらやり抜けますか? というのも似たような響きに感じます。

◯では、やり抜く力研修なんて意味ないのか?

私のいうところのスキルを磨くという意味では、意味のない研修になってしまうかもしれません。しかし、やり抜く研修に別の意図を持たせることはできるはずです。

例えば、やり抜く大切さに気づける研修です。これならスキルの向上とは関係ありませんが、やり抜く力に通じるものはあるかもしれません。

少し長くなりましたが、弊社が提供するカードのトレーニングでは、これはスキルを鍛錬するものなのか、気づきを促すものなのかをはじめに考えます。

カードに限らず、モノにする素晴らしさともいえますが、意図や設計が必要になるためにこうしたことを考えるわけです。