最近はすっかりメジャーになってきたメンター制度。今日はこのメンター制度の課題について書いてみたいと思います。
考えるきっかけとなるのは、私の場合お客様です。この制度が上手く機能する場合もあれば、必ずしもそうでない場合もあるようです。
多くの場合、メンター制度は直接の業務の先輩では、なく業務上の関係のない先輩に話をきいてもらうなどをします。
このあり方そのものが、メリット/デメリットを生んでいるように見えます。
メリットは、普段かかわらないからこそ話やすい人もいることや、全く別の業務だからこそ言えるアドバイスみたいなものがあることです。
一方デメリットでもあり、問題は、
◯なにをはなしたらいいかわからない。
◯どんな風に質問したらいいかわからない。
ことがあることです。
つまり、メンター制度が機能するためには以下の条件が必要なんだと思います。
◯相性がよく、話がはずむ
◯そうでなければ、先輩の質問する技術がすばらしい。
この2つを同時に満たすのはおそらく難しいはずです。質問する技術は相当な鍛錬を必要としますから、全員ができるということは先ずないでしょう。
このように考えると、本当は相当に欠陥があるようなシステムにもきこえてしまいます。
私自身は、このメンター制度を実際に経験したことがありません。だから体感値のようなものがないので、なんとも言えませんが、もし私がその立場だったら、初めの数回は話せても、そのうち話すことがなくなるかな。と思います。なぜかというと、仮に業務以外の共通点がなかったら、どうしたって長続きしないと考えてしまうためです。
こう考えてしまうのは私だけでしょうか?
多分普通の感覚ではないかと思います。
正直なところ、ここまでシビアに考えることはないにしても、少し横着なシステムだなと個人的には思います。非常に高度なコミュニケーションを若い人に強いているように感じるからです。
もし、こういうことに真剣に課題意識を持つ方がいるようでしたら私なら次のような解決策を提案します。
◯話ができる何かをつくる。
私は、話に困るようなときが少しでもあるようなら、話が弾むようなシステムを導入した方が良いと思います。
例えば、弊社で作るようなコミュニケーション系カードゲームは相性が良いです。
ゲームなら考えて欲しいテーマ、内容を予め設計できますし、気持ちを緩くする構造をいれることすらできます。会話の技術がないうちは、技術に変わるシステムを入れて、会話の突破口を開くことをお勧めします。
こういう場面のゲーム制作も検討してみいということでしたたら、是非グラスルーツ株式会社にお声かけください。
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