こんにちは。今回は、有給休暇についてです。
現在ではだいぶ多くの会社で有給休暇をとれるようになってきました。2019年4月から、中小企業においても、5日の取得が義務化されています。30万円以下の罰則も適用されます。
個人的な話ですが、私が働き始めた20年くらい前は、まだまだ残業だらけでした。都合の良さそうな年俸制という概念を企業側は利用して、残業し放題で働いていたのを覚えています。今では、ずいぶんと変わり、有給休暇も取りやすくなりましたが、中小、中堅企業では、経営者と従業員の働く価値観の違いからまだ、まだ、有給休暇が取りにくい会社さんが多いのも事実です。
私の考えでは、ルールは守りつつ、働き方にまつわる考え方を柔軟に考える必要が経営者にも従業員にも必要だと考えています。 今回はそのいくつかを紹介します。
①長く働きたい気持ち=悪ではない
会社の経営者は四六時中会社のことを考えます。その背景にあるのは、義務感や使命感もありますが、それが好きだからです。仕事が大好きだから四六時中そのことを考えられるのです。結果的に、長く働いているようにうつります。実際働いているし、そうでなくても頭の中は仕事のことです。
こういう人がいるという事実は大切なことで、それを認めたいですね。
②仕事とプライベートは分けて
一方、仕事とプライベートを分けて考える人も多いです。当たり前ですが、生きること=仕事ではないですから、この考えもまた、全うです。
③有給休暇を取得するときの協調ポイント
有給休暇を取得するのは、ルールですから、申請のときに理由を問われる必要はありませんし、聞く必要もありません。
しかし、会社の都合を少し考えることはとても重要です。今この日にはやむを得ず取得してほしくないなどはあるでしょう。
権利は権利として活用するのを前提に、やむを得ない日レベル、の調整は協調的に仕事を進める上で大事な対応のように思います。
もしも、やむをえない日ではなく、やむをえない時期や、月となると随分と会社都合に聞こえます。だからあくまで日レベルの検討をぜひ、考えてはどうかと思います。
この微妙な、感覚を経営者も働く人も持つことが協調的に有給休暇を取得するポイントです。
④ルールだから守るという考え方
有給休暇は当たり前、ルールだから必ずいただきますという考えを持つ従業員さんがときどきいます。
それはそうなんだけど、言い方が、、、と思ったことはありませんか?
こんなときは、このルールが何故あるのか? ルール作りの反対いけん? を想像させることが大切だと思います。
ルールは、線を引くことです。線を引くためには、無視される考え方か必ずでることを示しているはずです。
無視された意見とは何でしょうか? こういう想像力があれば、権利を主張するときのいいかたは、もう少し違ういいかたになるはずです。
弊社がコンプライアンスに関する教育を支援するときにもとても重要に考えています。
さいごに、
少なからず有給休暇やワークライフバランスはより重要さを増してくるはずです。それは、経済的な発展が以前に比べて小さくなってきていることも理由の一つです。
うちは、小さい会社だから。は、もう通用しない時代です。予め、有給休暇含めた労務部分を考えた仕事を考えなくてはいけませんね。
Komentar