人(部下・後輩)に仕事を任せるために会社と個人ができることをポイント解説

今回は、人に仕事を任せることについて考えてみたいと思います。お客様のよくある課題の一つに、上司が部下に仕事を任せられないことがあります。この原因には様々な理由がありますが、会社ができることと、個別にできる指導内容に分けて解説します。

◯会社が知っておくこと。マネジメントはスキル。

会社側が先ず知っておくべき内容の一つにマネジメントはスキルであるということがあります。人に教えたり、指導することは技術ですから、技術を習得する必要があります。マネジメントは誰でもできるわけではありません。プレイヤーとして優れた人でも教えるのが下手な人はたくさんいます。

◯会社が知っておくこと。試行錯誤でまわす。

社長の仕事、管理職の仕事、従業員の仕事はそれぞれ全く異なります。社長とそれ以外の壁は最も高いです。管理職と従業員の壁もあります。 つまり、誰にでも向き不向きや、同じ時間内でできる人、できない人が必ずでてきます。これらを完全に読み切るのは無理だと考えます。 それでも、登用するためには、試行錯誤を前提にしていることを全員が理解すべきでしょう。組織で優先すべきは、組織の業績や生産性です。

とくに、これからの働き方は、給与の上下、役職の上下が成果に合わせて変動することが以前よりも増してくるはずです。

◯会社ができること。スペシャリストかゼネラリストか?の意思を確認すること。

さて、誰でもできるわけではないスキルですが、規模のそこまで大きくない会社では誰かにやってもらわないと生産性があがりません。その意味で最低限の素養を持ち合わせた人を、指導者、教える人に回す必要があります。 最低限の素養とは、自分が教えたいという意思のある人です。これを早いタイミングで察知するために、キャリアを見直したり、スペシャリスト希望なのか、ゼネラリスト規模なのかを選択してもらうのが良いでしょう。ここでいうスペシャリストとは、自分が自分の手を動かしてプレイヤーとして働くということです。

◯個別に指導すべきこと。聞く。

教えたいという意思があれば、自然に部下、後輩の話を聞くはずですから、その技術をより磨くのが良いでしょう。具体的には、聞くという技術です。ポイントはアドバイスせずに聞くことです。

私達はすぐに自分の経験を相手に伝えたくなります。しかし、それはこちらの勝手で相手は聞きたいわけでもありません。まずは、相手の話を聞くに徹することが大切です。

◯個別に指導すべきこと。経験や知識の量に合わせて、教えるか引き出すかをえらぶこと。

これも使いわける必要のある技術です。基本的に私達は自分で決めたことなら納得して行動に移すことができます。しかし、自分で決めれない場合があります。それは仕事の知識、経験がない場合です。この場合は、仕事の形や知識を教える必要があります。 

そして、ある程度の経験ができてきたら、質問を通じて、考えてもらう必要があります。こうした方が行動に繋がりやすいからです。