こんにちは。グラスルーツ株式会社高橋です。今回は先行予約受付中の協力ゲームエッセンシャルに収録の地図作成ゲームのテストプレイをした時の話です。
ゲームを制作するときは、ある程度の段階でテストプレイを必ずします。テストプレイによって、ゲームバランスを確認したり、重要な抜けもれを発見することがあります。
◯メンバーは、家族とおばぁちゃん。
テストプレイは複数回行いますが、メンバーを何回き入れ替えてやるようにしています。恥ずかしながら、そのうちの1回は、妻やおばあちゃんにも参加してもらうようにしています。
この家族間で行うテストプレイは、私にとっては特に貴重なテストプレイの場となっています。というのも、通常の研修を受ける人や、ゲームをする人は動機が少なからずあるので、ゲームを行う上での最低限の能力が備わっています。
しかし、家族ともなるとそんなものは存在しないので、ただ面白いかどうかや、ストレス度合いを教えてくれます。こうした意見が、とても良質だかはこそ、ある程度の品質のゲーム仕上がりになると言ってもいいかもしれません。
◯おばぁちゃんは、そんな情報はないと言い張る
地図作成ゲームのプレイ中、おばぁちゃんは、こちらが◯◯の情報ある?と聞いても。ないの言います。しかし、私は知っています。テストプレイでは重要なカードを意図的に自分以外になるように仕組んでいるので、おばぁちゃんが重要なカードを持っていることが私にはわかるのです。
仕方ないので、おばぁちゃんのカードを見てみたら、やっぱりカードはありました。
◯情報の確認を正しくするために出来ることは何でしょうか?
こんなやり取りをしているとき、以前会社に勤めていたときの部下、後輩とのやり取りで似たようなやり取りを思い出しました。
ようするに、本人はそうだと思い込んでいるけれど、実はそうではないというやり取りです。
このような状態のときに、どんなやり取りをしたら、より正確な情報がえられるでしょうか?
◯全部読み上げてもらう潔さ
最もシンプルで協力なのは、全てのカードを読み上げてもらう作戦です。通常、手元カードを全部読み上げずに、それぞれの人が目視でカードを読んだり、選択することが多いです。
しかし、正確さを求めるなら、人に依存する部分を極力減らす工夫が必要です。多少の時間より、正確さが必要なときは、全部読み上げる行為は非常に効果的です。
◯目的に合わせて、品質、スピードを調整する
普段の仕事では、仕事の種類により異なりますが、この地図作成ゲームでは、正しい情報の共有はチームが目的を達成するための絶対条件です。スピードを一時的に落としてでも、全てを確認するチームはどの程度いるでしょうか? これから、活用していく中でぜひ観察していきたい項目の一つです。
いかがでしたか? おばぁちゃんと行いテストプレイでは、情報共有の難しさを教えてもらいました。こういうことをきちんと理解している会社の上司はどの程度いるのでしょうか。
ゲームというと若者向けのイメージがありますが、ゲームは手法なので是非、上司、先輩がたにも体験いただいて、再度、自分の仕事のすすめかたを見直すきっかけにしていただきたいとも思います。
いかがでしたか。地図作成ゲームにご興味いただけましたら、グラスルーツ株式会社高橋までお問い合わせください。
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