こんにちは。弊社が企業の内定者向けや新人さん向けのゲーム開発、研修企画などをするときに、多くの担当者から新人に大変さ、頑張ってもうまくいかないこともある、理不尽さなど様々な言葉で、ある種の大変さを伝えたいというご要望をいただきます。
ここでは大変さということにしますが、これらの言葉は微妙に意味が違います。ゲームを制作する上では、これらの曖昧さを正確に捉えることが必要なので、今回はここでいう大変さの解説をします。
◯理不尽さとは?
仕事とは理不尽なものだというときに意図していることは何でしょうか? そもそも理不尽とは、合理的ではないこと、筋の通らないことを示しています。そうすると、例えば、上司が昨日言ったことと、今日言ったことが違う。などが該当します。
もし、そうであれば、これに耐えることを推奨しているのでしょうか? 私は違うと考えています。 この場合は、耐えるのではなく、きちんと違うことを伝えることが仕事だと思うからです。
◯では、伝えたい理不尽さとは?
おそらく、多くの担当者は理不尽さという言葉で、マッチングさせることには運を伴うということを伝えたいのだと私は思います。 例えば、営業がテレアポするとき、100%の確率でアポはとれません。それは、相手が席を外すなど運とも呼べるような部分があるからです。これを回避するためには、回数を打つか、違う方法をとるしかやり方はありません。
しかし、この例の場合本当は理不尽ではないと考えています。これは合理的に起きているからです。タイミングが合わないというという意味で合理的だと思います。従って、努力の方向は数をあたるというやり方ど解決していけるはずです。
◯新人研修で、講師につきかえされるという理不尽さ
よく新人研修で、声が小さいなどと、つきかえされて何度もやらされる内容が今でもあるようです。
これは、文字通り理不尽さに耐える研修です。なぜならば理由がわからないからです。確率論でもありません。
しかし、この理不尽さは不用です。ビジネスは理不尽さに耐えることではなく、技術を磨いて、試行を増やし、高い確率でマッチングさせていく努力が必要なのです。
◯テレアポでアポイントを取るために
先程、テレアポの例を出しましたが、ビジネスの難しさは、頑張っても上手くいかないことが多いことです。これを上手くするためには、諦めずに回数を重ねる、方法を変え続けることしかありません。ターゲットがそこにある場合は必ず、数を重ねれば解決します。確率論です。理不尽さには確率はありません。この違いがとても大切です。
ゲームでいうと、ルーレットに違いはずです。ルーレットは確率があります。理不尽に確率はなく無秩序です。
この違いがとても重要で、とくに新人さんには正しく伝えたいと思います。
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