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報告は必要か

更新日:2021年8月28日

今日は、報告、連絡、相談の報告についでです。

私が、20代の後半くらいにいた会社で、確かにいわれました。

  • 結論から言ってくれる?

  • ポイントだけ教えて?

  • 話す前に考えてから言ってもらっていい?


こんな風に言われて、報告というものは、

  • 事前によく考えて、構成を考えて、言葉を選んでするものだ

  • 相手にとってわかりやすいとは結論から話をすることだ


こんな風に思っていました。

私のように言われた人多いのではないでしょうか?

まさに、結論からいうと、いつも結論からである必要はないように私は感じているのです。 

それが何故かを以下に説明していきます。


理由1 そもそも報告させず、自分で聞く


マネージャーの仕事をしていると、中途採用で様々な人は入ってくるし、ベンチャー企業のため企業文化のようなものあってないようなもの。こんな環境にいて、1番嫌なのは、仕事の状況がわからないことでした。だから、報告というよりは、わからないことは自分から聞く癖がついていたんしょう。

あれ、どうなった?とか、いついつに内容の共有をしようと決めていたのであって、部下が報告する文化はありませんでした。


理由2 あまり求めると嫌われる


自分がマネージャーななったとき、最も気を配ったのは、話やすい上司になることでした。自分の経験だったのでしょう。結論から教えてと言われたときに、何故か追い詰められたような気持ちがしていて、これがとてもいやでした。 だからこそ、何を言ってもいい空気をいかに出すかを考えたものです。


理由3 結論と同じくらい枝葉の情報が大事


もちろん、部下からの報告がなくなるわけではないですが、そのときにも一番知りたいのは、結論と同じくらい枝葉でした。 なぜかというと、結論が実は違うケースを枝葉から想像できたり、お客様の細かな状況を把握できたり、これまでなかった新たな情報が枝葉に入っているケースもあったからです。

だから、結論からでも、枝葉からでもよいので、よくわかるということが最も大事でした。


以上の理由から私の場合は、あまり報告することの重要性を感じないために、報告は結論ならという教え方はしないことが多くなりました。


一方、報告そのものが悪いものか?と考えてみると、そうでもないはずです。


たとえば、危険を伴うような作業をする仕事においては、報告する文化がある種の緊張感をもたらしているかもしれません。

スピードがとても重要な仕事においては、報告するというルールを決めてしまえば、全体の実行スピードが早くなるはずです。

つまり、仕事の環境や仕事の進め方は、その会社によって異なると考えるのが妥当だと考えています。


私は、私の仕事において報告は不用だと考えています。

みなさんの会社、業務では報告は必要でしょうか?

必要なら何故必要といえそうでしょうか?

仕事の環境がすぐに変わってしまう時代ですから、報告、連絡、相談は当たり前ではなく、もう一度よく考えてから一先ずの結論を出すのがよさそうです。

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