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中小企業とコンプライアンス、ハラスメント教育

今日はコンプライアンス教育の中でも、ハラスメントについての内容です。ハラスメントは他の法令と異なり、守り方が非常に難しいことが特徴です。


というのも、相手がどのように感じたか?が大事だという点があるからです、。つまり、究極的にはどんな言動もハラスメントになり得るということです。 だから難しいわけですね。 こうした難しさがハラスメント対応にはありますが、中小中堅企業でおきがちなハラスメントにはどのようなものがあるでしょうか? 今回は中小企業にありそうなハラスメントやその根本理由などについても解説します。



◯よくあるのは社長が怒鳴る


一昔前前であれば、社長がどなるのは当たり前という人も多いでしょう。しかし、現在では、怒鳴りと萎縮してしまうことも多いことから、怒鳴るのはハラスメントと思われがちです。


感情のコントロールは難しいものですが、訓練して、カッとなっても大声を出さないようしていく必要が感情的な人には必要かもしれません。



◯よくあるのは能力の過大な要求、過小な要求


自分の能力に見合った仕事が欲しいという人に、まだまだ新人だから任せられない(過小)、もしくは、彼ならなんでもできるはず(過大)と思い、失敗すると怒鳴るなどの行為が入ると、過小、過大要求と思われる可能性があります。


悪意があり、そうするのはダメですが、現場の仕事で多いのは、自分の仕事を手放す勇気がなくて、仕事を渡せない→結果的に過小な仕事の提供になるケースが多々あるように感じます。


これは、明らかに仕事を提供する側の問題で役割に見あった仕事ができていない可能性があります。



◯義務の前提となる役割がそもそもわからない。


先の話にも通じていますが、仕事の提供に問題がある場合、会社の中で役割が考えられていない可能性もあります。例えば、管理職は結果責任を負うと同時に、人を活かしてチームで働きより多くの成果をあげないければいけない。という役割があるとしましょう。


この役割がきちんとわかれば、作業的なものから順に渡していくことで、全体として大きな成果があげられそうだと考えられますが、役割ななければ、自分の仕事がなくなると勘違いしてしまうかもしれません。


そして役割があるということは、会社の目指す姿があるということにもなるでしょう。少なくても成長が前提としていることでしょう。



◯ベテランと若手が混在して働くため価値観が異なる


弊社で支援する、物流、工場、建設などの現場では、採用する難しさが理由となって、ベテランと高卒者などその年齢ギャップが40歳以上ひらくケースも多く散見されます。 こういう場合、価値観が異なることで、ハラスメントと思われてしまうことも多々あるようです。

経営者の考えでは、むしろ最も仲良くして、早く技術を共有して欲しい組み合わせだからこそ、余計に不安が募る部分でもあるでしょう。 こういう場合は、意識してコミュニケーション機会を増やし、時には無理にでもお互いを知る機会を会社が提供する必要もあるかもしれません。



今回、中小中堅企業でおきがちなハラスメントのポイントについて解説しましたが、どれも基礎的な会社の教育を徹底することで、大企業よりも早く修正が可能です。

しかし、そこにいる人材が教育慣れしていない人達であれば、基本からきちんと教えていく会社の姿勢が問われてくる部分でもあります。 


この基本の教え方がとても難しいはずです。弊社では、こうした基本を楽しみながら面白くまなべる手法を活用しますので、コンプライアンスでお悩みの企業さんがありましたらグラスルーツ株式会社までご連絡ください。

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