今回は、企業研修で活用するゲーム制作の大事なポイントの一つを紹介します。利用する側は考えない話ですが、制作する側は重要に考える部分です。それは、ゲームの目的と体験の一致です。
◯目的と体験の一致とは?
例えば、会社の知識を得るゲームとして、神経衰弱のルールを活用して、カードには商品が書いてあるとします。当然、これでもゲームとして成立はしています。
では、このゲームは目的と体験は一致しているか?です。この場合、
◻️目的は、商品知識を得ること
◻️体験は、商品をめくって同じ商品を合わせること。
これは、一致しているとはいえません。
一方、ペーパータワー、マシュマロチャレンジといった協力ゲームがあります。ペーパータワーの目的と体験は、
◻️目的はチームワークを体感
◻️体験は、ペーパーをみんなで組み立てる。
ことは、一致しています。
つまり、ゲームとして成立はするものの、より良いゲームを作るという観点では、神経衰弱のほうは、工夫の余地かたくさんあるということです。
◯目的と体験が一致すると何が良いの?
一言でいうならば、より没入感が増し、つまりゲームの世界観にのめり込みやすくなるということです。これは、絵や動画を作るときにも考えますが、世界観やコンセプト、キャラクターなどをはじめに描くと思います。これらが論理的に整合しているからこそ、見ている側はその世界観に入ることができ、より体験に近づいていけるようになります。
◯より楽しくするために
実は、教育ゲームで利用するのは、協力ゲームが非常に、多くその理由も、先にあるように、目的と体験が一致していてわかりやすいからだと考えています。
もし、社内てゲームを作るときにも、目的と体験の一致度合いを検討してみてくださいね。
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