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【理不尽への対応】新人が遭遇する8つの理不尽を知って、会社は理不尽を無くす対策を知る

こんにちは。グラスルーツ株式会社の高橋です。グラスルーツ株式会社は、ビジネスゲーム、漫画、アニメを企業の教育や採用に活かす会社です。

今回は、新人が感じる社会人の理不尽や企業が対応できる理不尽への対策についてお伝えしていきます。


次の問題意識を持つ企業担当者や上司、先輩、新人にとてもおすすめの内容です。

  • 新人が感じている理不尽さにはどのようなものがあるか?

  • 理不尽さを無くすために上司や先輩ができる対策にはどのようなものがあるか?

  • 組織全体で取り組むべきこと、対策について知りたい。


▼ 目次


新人が社会や企業にでて感じる理不尽な場面ら内容を知る


新人の理不尽

まずは、新人がどのような場面で理不尽さを感じてしまう様々な場面を知りましょう。


①人によって言ってることが違う


課長からaの仕事を急ぎでするようにと言われたにも関わらず、上司の上司の部長からは別の仕事やわするようにといわれて、部長の仕事を優先して行った結果、課長に少し嫌な顔をされた。

仕事の進め方の相談をaさんに相談したら、忙しいからbさんに相談して欲しいと言われて、bさんに相談しに行ったら忙しいからaさんに相談して欲しいと言われて、誰に相談したらいいのかわからない


②さっきと言ってることが違う


上司に、仕事の進め方について相談しに行ったら「自分の頭で考えてみて。」と言われたが、自分で考えて行動したら、なんで「相談してくれないの?」と言われて、どうしたらいいかわからなくなった。


③上司、先輩の気分で怒られるや自分のせいにされる


上司が朝から機嫌が悪く、相談に行ったら案の定いつもよりキツめに怒られた。


④能力以外で評価されている気がする


自分としては、評価項目についてきちんとてぎているつもりでいたが、上司の評価は自分が思っていたものより著しく低い評価だった。一方、他人から見ても出来ていなそうな人が評価されている気がする。


⑤何度も聞くとおこられる


仕事は効率よく行うためにメモを取るなどしてできるだけ一回で覚えてほしいといわれて、2回目に聞きに行ったら、怒られた。


⑥非効率な仕事の仕方を押し付けられる


非効率な仕事の進め方だと思うものでも、以前からやっている方法だからという理由で非効率な方法のままやることをお願いされた。


⑦配属ガチャ


総合職として採用されたのはいいものの、配属は総合職でも様々な部署部門に配属され、必ずしも自分が希望した部署部門に配属されない。


⑧手間暇のかかる決済や会社のルール


上司に話をしてサインをしてもらえば済む話をシステム上に入力して、承認をもらわなければいけない。しかし、そのシステムは画面を開くときにとても重くまた、途中保存しようとしたら画面がフリーズしてしまいこれまでの作業が台無しになってしまうことがある。


⑨採用前に聞いていたことと違う


先輩社員は優しいから、現場教育で個別に教えてくれると聞いていたが、実際の配属場所では忙しそうな顔をしていて、困ったことがあっても話にくく仕事を教えてもらえる環境ではない。


問題は組織の利益貢献に至る過程で起きることと個人に帰属する内容に分けることができる


このように今の新人に限らずほとんどの社会人は様々な理不尽と付き合いながら社会で働いています。そしてこれらの理不尽は、きちんと説明すればやむを得ないと思えるものから、放っておくと企業に様々なデメリットをもたらすものまで様々です。これらを個人や組織が何らかの対応をするときには、きちんと整理をして考える必要があります。


組織の利益貢献に至る過程で起きる個人の不利益


組織の利益のための個人の不利益

これらの理不尽さの半分くらいは理由があっておきています。その理由とは組織の利益を優先していることです。例えば⑧の決済システムの例でいえば、組織全体の利益は、紙が無くなることやタイムリーに決済をすることができるようになるためシステムが上手く機能すれば企業にとって大きなコスト削減になります。一方で個人の利益とは、目の前の決済事項を直ぐに済ませることです。このように理想という点では、組織にも個人にも利益をもたらすことがあっても、理想に至る過程では一時的に、個人が不利益を被る場合があります。


このように、理想に至る過程でおきる理不尽さは我慢することや理想に至る進捗を共有することで解決できることがあります。


個人に帰属するもの


個人に帰属する理不尽

もう一つは個人に帰属するものです。実はこちらの方が理不尽さを解消しにくいことかもしれません。先ほどの事例の、③.④.⑤あたりの内容は上司の個人的なキャラクターに依存する部分が大きいといえるでしょう。


さて、ここからはこれらの理不尽さへの付き合い方、理不尽さの無くし方について新人が知っておくべきことや、先輩上司が気をつけること、組織全体で対応することの3つにわけて解説していきます?


新人が理解したほうが良いこと


新人が社会人として理解すること

新人さんはそもそも社会人になって間もないことから他人とチームを組んで働くときの注意点や会社のあり方について理解しておく必要があります。これらの考え方のほとんどは学生の時とは異なる部分なので、考え方を新たにインストールする必要があるかもしれません。


①他人は思い通りに動かない


他人は自分の思い通りには基本的に動かないものです。自分がものごとを依頼して、それ通りにやってくれたらラッキーだと考える方が自然です。もし、相手に依頼通りのことをやってもらいたいのであれば、依頼事項を調整したり、仕組みを見直して相手に最も負担のない形で依頼することが大切です。これは相手を変えるのではなくこちらが変わるということです。


②常に感情的に評価されている


残念なことに完全に公平、公正な評価は社会にでるとありません。これはどれだけ大きな会社でもありません。なぜならそれだけ仕事ぶりを評価することが本来難しいからです。ですから、感情的に評価されるということを当たり前と思う必要があります。もし、それでも良い評価を得たいのであれば、相手の気にいるように自分が変わるしかありません。


③時間と共に環境は変化して予測通りにいかない


一年前の組織の考え方がすっかり変わることはよくあります。環境の変化によって全てのことが変わっていくことが当たり前です。


④自分にとって話やすい人、そうでない人がいる


社会人になると、自分とどうしても合わない性格の人に出会うことがあります。どうも上手くコミュニケーションがとれない、緊張してしまう場合はこのケースがありえます。ただし、これらも社会で働く上では当たり前のことなのです。


⑤立場が違うと考え方がぶつかる


組織の人数が増えるほど役割が増えます。ときには、その立場の主張がぶつかりあって議論が並行線をたどり仕事が前にすすまなくなることもあります。このような場合には、相手の役割をきちんと理解しようとする気持ちや行動がとても大切になってきます。


⑥型にははまってみる


まだ、右も左もわからないうちは、とにかく言われたことをその通りにやってみることが大切です。はじめは、自分の考え方は置いておいて真似ることが仕事の始まりです。その意味で自分の主張よりも型にはまってみて、その上で自分の主張を加え、変化させていくことを心掛けましょう。


このように理不尽さと向き合うためには、社会人なら理解していることを少し知っておくだけで時には心が楽になるはずです。


新人の理不尽をなくすために上司、先輩側にできること


上司先輩が支援すること

次は上司、先輩ができることについてみていきましょう。事例で見たように新人が理不尽さを感じてしまう理由の半分くらいは、上司、先輩個人に帰属するような理由です。新人が仕事を進めにくい職場では企業の成長は望めず、無駄なコストがかかる結果を招きかねません。自分に求められる役割を考え、次のような対応をしていく努力を怠らないことが必要です。


新人の話を聞くようにする


一つ目は、話を聞くように努力しましょう。自分の仕事の都合もあるでしょうから時間を決めて対応したり、忙しい時の対応方法を決めておくなどすると新人の不安を少なくすることができるはずです。


会社の役割を全うするために、何ができるかを一緒に考える


はじめのうちは、「自分で考えてみて」ではなく一緒に考える姿勢をみせましょう。一緒に考える姿勢は同じチームで同じ目標に向かっていることを強く印象づけることができ、新人は上司、先輩に話やすくなります。これができていないうちから「自分で考えてみて」を連発してしまうと新人の目標や敵は上司になってしまい、コミュニケーションのすれ違いが多くなってしまいます。


自分の苦手意識を話、新人の苦手や失敗を話してもらう


最後は、自分の苦手意識や失敗事例を共有してあげることです。このことで新人が仕事をする上で2つのメリットを得ることができます。一つは、これから起きうる仕事のシミュレーションができること。もう一つは、上司の苦手意識や失敗を披露することで、自分と同じような失敗や経験をしたのだと共感してもらうことができます。結果、より話しやすい相手へと変わっていくことになります。


このように肩書きを外して、同じチームメンバーとして接することで、コミュニケーションの基礎が出来上がってくるはずです。


新人の理不尽をなくすために組織的に対策できること


組織的に対応すること

最後に組織的に対応できることです。


採用時に捉え方の違いでのギャップが生まれる伝え方をしないこと



採用の募集要項や説明の時に、大変な仕事を楽な仕事だと思ってしまうことなど、言い方によって様々な受け取り方ができることがたくさんあります。 特に採用を目標とするなら、ついつい前向きに捉えた表現を利用しがちですが、受け取り方に大きなギャップが生まれがちです。


いわゆる仕事の辛さや大変さなどギャップを生みそうな事項を洗い出し、どのように伝えるかを再考することが大切です。

採用前にありのままを伝えることは、非常に難しいことですが、ありのままを伝える努力はギャップを生まない採用方法なので離職防止に大きく貢献するはずです。



肩書きを外したコミュニケーションがとれる仕組みを用意すること



新人が感じる理不尽への対応として、注目すべきなのはチームとしてどのように機能するかを肩書きを外して考えることがとても大切です。

しかし、私達のほとんどは肩書き、経験値を加味したコミュニケーションをするため、そのことがかえってチームプレイをややこしくする場合があるのです。


グラスルーツ株式会社が提供するビジネスゲーム提供や漫画を利用した課題を上手く解決できる方法


グラスルーツ(株)では、新人の理不尽さを軽減させる取り組みとして、ビジネスゲームや漫画を活用した取り組みの支援をしています。


地図作成ゲーム1を活用した仕事の進め方とチームプレイ


協力ゲームエッセンシャル1地図作成ゲーム

地図作成ゲーム1を活用すれば、肩書を下して目標達成をするというチーム本来の姿を疑似体験することができます。チーム本来の姿を疑似体験して、実際の仕事では何が何が複雑にさせているかを客観的に考えることができます。





職場改善コンセンサスゲームを活用して自分の意見を伝え、話を聞く


職場改善コンセンサスゲーム

職場改善コンセンサスゲームでは、自分の考えを相手に伝える訓練と、人の話をどの程度聞いていたかをチェックすることができます。上司先輩が「相手の話をどの程度きけるか」を体験的にチェックすることで、いかに意識しなければ話は聞けないかを腹落ちさせることができます。




これらは、ツールだけを購入することや、トレーニングプログラムとして導入することが可能です。



会話のきっかけを作る仕組み提供



例えば、先輩社員の失敗談や成功事例は、全員で共有することができれば、強力なチームづくりのきっかけになります。無理に会話を促すものでははなく、自然に会話を生み出す道具やツールの提供がとても大切です。


グラスルーツ株式会社では、これらの体験を漫画で作成し、コミュニケーションツールとして活用してもらっています。





いかがでしたか? 新人の感じる理不尽さには様々なものがあり、新人が少し理解するだけで不安解消に繋がるものもあれば、組織的な対応が必要なものまで様々です。


グラスルーツ株式会社は、ビジネスゲームの販売開発、漫画、アニメ制作を通じて企業内の組織開発の支援をしたり、採用ツールの制作をしています。

これらの内容にご興味いただけましたらお気軽にお問い合わせください。




 
 
 

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