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【無料DLあり】行動観察して評価してフィードバックできるビジネスゲーム、研修ゲーム

行動観察して評価できるビジネスゲーム、研修ゲームなら買取りできる「協力ゲームエッセンシャル」がおすすめです。フィードバック資料無料ダウンロードもできます。


こんにちは。グラスルーツ株式会社高橋です。今回はビジネスゲーム、研修ゲームを活用した行動観察の特徴ややり方やフィードバックの仕方などについて具体的にお話しします。お客様から寄せられる声の中に、ビジネスゲームを実施したあとにどんなことをすればよいか?とのお声があります。今回はゲーム設計視点でのフィードバック項目や、そこに至るまでの流れ説明内容、そして「協力ゲームエッセンシャル」フィードバック用資料のダウンロードの紹介もします。 


 

そもそも、行動観察はどんな時におこなうか?





誰かの行動を観察することで、その人がチーム内でどのような行動を取るか、発言をするかを何かしらの参考情報として活用するものです。まずは、いくつかの行動観察の場面を見てみましょう。


①チームビルディング、コミュニケーション系の研修

チームビルディングやコミュニケーション関連の研修で行動観察を行うプログラムがあります。この場合、観察する人はチーム、グループ外の人が観察者となる場合もあれば、グループメンバーそれぞれがお互いを見るなどの全員が観察者となる場合があります。


研修会で行動観察をするメリットは、それぞれの人の良い点や改善できそうな点を自分意外の人が考えてくれる点です。全員が平等に観察結果を見るということが、その結果を受け入れやすくさせる大きなポイントになっています。また、研修の役割を考えたときにも、自分の改善点が見出せることは、とても意義のあることです。研修会のテーマとしては、チームビルディングなどのコミュニケーションや、管理者向けの評価の仕方などを学習する研修会で利用されるケースもあります。


②採用の選考会

次に多く見られるのは、採用などの選考会の場面です。多くの会社の選考会で、チーム内での活躍の仕方や行動を見て、合否を決める場合さえあります。

選考会で行動観察が利用される理由は、面接等で自分自身が話をする内容はある程度、事前勉強を重ねることで調整することができます。しかし、チーム内、グループ内での行動や発言を調整するのはとても難しいのです。難しい理由は他人が存在するからです。自分の予測できない行動や発言を他人はするものです。そこに臨機応変に対応しようとすると、その人の普段の発言や行動がでやすいものです。このようにある意味調整しにくいことだからこそ、採用の選考会に行動観察が行われる理由になっていると考えられます。


 

行動観察は誰が行うか

行動観察をする場合は大まかに2つのパターンかありえます。その特徴に応じて利用される場面め異なってくるといえます。



①グループの行動を全く別の人が観察

グループワークなどを、全く別の観察者が行動観察するパターンです。メリットは、観察者は観察だけに集中できることや、特定の基準で評価したいときに同じ人が見るため評価がブレにくいメリットがあります。

デメリットは、コストがかかることです。これらの特徴から採用の選考会などはこのパターンで行うことがほとんどです。


②グループの行動をグループ内の人が相互に観察

二つ目のパターンは、グループ内の人が相互に観察することです。このメリットは評価そのものを体験することにリアリティがあることです。ワークをしながら人の評価をするのは大変な作業ですが、例えば、会社や上司があなたを評価するときも同じように仕事をしながら評価をするはずです。つまり、人の評価は皆片手間に断片的な情報からしているのです。このことを体験できることがメリットの1つです。二つ目のメリットは、コストがかからないことです。デメリットは、評価の内容が薄くなりがちなことです。しかし、これらはグループメンバー全員が行うことで少しカバーが可能です。また、評価のブレが相当あることもデメリットと一旦はしておきましょう。



 

行動観察の判断基準は、絶対評価を軸に主観的な評価するという考え方が主流


行動観察を行う際には、何かしらの評価シートが作成されることがほとんどです。その評価シートのほとんどは、最終的には主観的な評価によって構成されています。


評価が主観になっても良い理由


①人間の評価を絶対評価をすること自体が難しい

例えば、会社の昇給、昇格における評価は、会社によって異なりますが、ある種の基準を基にaからdまでで、自分が評価し、その後、上司が評価するというパターンがほとんどです。自分が評価したときには自分の主観が、上司が評価したときには上司の主観が、入ることは避けられません。つまり、評価基準は目安になるもので実際は主観によって上下することになります。それは、絶対評価することの難しさを示しています。


②主観的な評価こそが実社会での現実的な評価

研修の場などで、主観的な評価でも行動観察が行われているもう一つの理由は、主観的なもののほうが現実的だからです。自分から見た自分の評価も評価結果の一つですし、他人から見た自分も評価結果の一つです。このうち社会生活をする上で、より重要なのは他人から見た自分の評価です。なぜなら、社会全体がこの他人を評価するというシステムで回っているからです。自社の商品がお客様に評価されるように、自分は他人から評価されているのです。自分の好き嫌いはさておき、この現実に気づき改善するためには、他人の評価は非常に重要だといえます。


 

行動観察するのにビジネスゲーム「協力ゲームエッセンシャル」が向いている理由



次に、行動観察する上でビジネスゲーム(研修ゲーム)「協力ゲームエッセンシャル」が向いている理由を解説します。


①そもそも夢中になれるというビジネスゲーム、研修ゲームの特徴

ビジネスゲームは、ゲームだからこそ目先の目的を変えて楽しく学ぶ手法です。通常のグループワークなどと比較すると時間制限や限られた制約があるからこそ、より楽しく、その人の素の姿がでやすいという特徴があります。この特徴が行動観察にむいている一つの理由です。


②全員参加必須の仕組み

「協力ゲームエッセンシャル」は、全員が必ず参加する仕組みがあります。その人にしかない情報が必ず存在する仕組みになっていますから、その人が発言しなければチームの目標が達成できません。この全員参加の仕組みも、行動観察に向いた仕組みといえます。というのも、多くのグループワークでは、発言の少ないタイプの人が発言しないまま終わるケースも少なくありません。発言の量を見るのには十分ですが、ある物事をどのように伝えるかを見るためには、やはり全員に何かしらの形で参加してもらうことが必要です。


③二つのゲームに必要な能力が異なる

また、「協力ゲームエッセンシャル」には、異なる二つの能力が必要な二つのゲームが入っています。この二つのゲームを両方やっていただくことで、人の違う側面が見やすくなる可能性が高くなります。

情報整理、論理的思考が必要なゲームには、どうしてもその能力を持ち合わせている人が、よく映りがちです。それ自体が悪いことではないですが、他の能力が必要なときに、どのように映るかを観察していただきたいです。つまり、二つのゲームをうまく活用することで、複数の違った視点で観察することができるというわけです。


 

フィードバック(行動観察結果のフィードバック)


ここではグループのメンバーがお互いにフィードバックすることを前提にどんなフィードバックの仕方をすると良いかをゲーム設計の観点から解説します。

※以下の内容は、汎用的な部分もあれば、「協力ゲームエッセンシャル」特有の項目もあります。


①ジョハリの窓を説明しましょう。

※ジョハリの窓の説明資料も無料ダウンロードいただけます。


フィードバックをお互いがする前に、進行役の人は全員にジョハリの窓の説明をしましょう。上記の図を示しながら自分という存在は何なのかを説明しましょう。特に伝えてほしいのは、先に説明したように、「他人しか知らない自分の窓」が社会人にとっては重要である点です。最低限、このことだけでも伝えてあげましょう。


②次にフィードバックの仕方について説明しましょう。


フィードバックをすることは、相手の行動や発言という事実を取り出し、自分なりの評価を加えることです。私達は普段の生活では、相手の行動や発言を紙に書き留めることは稀で頭の中で事実の取り出しと評価を一気に行います。そして、これは仲の良い人同士のコミュニケーションの在り方です。

しかし、組織では様々な人と仕事をします。

様々な考えの人とコミュニケーションをとるには、もう少し丁寧にコミュニケーションをとることが求められる場合もあります。


その訓練をするために、このフィードバックシートでは、行動や発言を記載する欄があります。はじめは、書きにくいとは思いますが、訓練と思って記入してください。と伝えてあげましょう。


③具体的なフィードバック項目

無料でダウンロードできるフィードバックシートです。


具体的なフィードバック項目は、以下のような表記がおすすめです。


1 ゲームを進める印象を確認する。

まずは、行動観察を踏まえて直感的な他人の印象を数字で表現していきます。定性的なコメントははじめは書きにくいはずですから、数字でざっくりと評価していただきます。 以下は、協力ゲームエッセンシャル特有の観点から取り出した印象に関するおすすめ評価設問です。


①ゲームをすすめる上での印象(地図作成ゲームの場合)

三段階評価

⬜︎ゲームをすすめるため重要なことに気づいてくれた

⬜︎無駄な情報を排除することが上手

⬜︎ゲームに関わる情報以外のことで周囲を盛り上げた


行動観察する上で、1.2の点を探すことは訓練が必要で以外に難しいものです。チームメンバー全員分となると、一人あたり4.5枚のシート記入をすることになりますから、メモをとったとしても、何も書けないなんてこともありえます。そんな時の助け船になるのが、3の3つの項目です。あえて、点数評価することで印象を伝えることにも繋がります。


②ゲームを進める上での印象(最も安全な道を探せ)

三段階評価

⬜︎ゲームを進めるために重要なことに気づいてくれた

⬜︎難しい道の表現(適切に伝わった)度合い

⬜︎伝えるときの必死さ 


2.相手のよく印象に残った行動や発言

先に数字で表現したあとに、具体的な定性コメントをかかせることで、評価に活用された行動や発言を取り出しやすくすることができます。


3.3段階評価で、b.cをつけた場合、どんな行動や発言からそう感じたか

このジョハリの窓の説明、事実を分ける説明、フィードバックシートが一体となった「協力ゲームエッセンシャルフィードバックシート」は、こちらから無料ダウンロードいただけます。


協力ゲームエッセンシャル用に作成していますが、自社の研修で部分的に活用してみたい方も大歓迎です。弊社のダウンロード資料は全て編集可能な形式での提供ですから上手く工夫してご活用ください。


ここまで書いてきたように、協力ゲームエッセンシャルを活用することで、ゲームから学べることもありますし、その後のフィードバックをうまくすすめることで、単なるゲームでは終らないコミュニケーションの仕方やコミュニケーションをとるための有効な考え方を実践的に学べます。


行動観察を伴う、協力ゲームエッセンシャルや、ビジネスゲームの進め方などにご興味いただけましたらグラスルーツ株式会社高橋までお問い合わせください。

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