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「ちゃんと聞いてる?」新人の聞く姿勢や態度が気になるときの対応

  • 27 分前
  • 読了時間: 6分

新人を指導していると、次のような違和感を覚えることがあります。

  • 話を聞いているように見えない

  • 斜に構えているように見える

  • 反応が薄く、理解しているのか分からない

  • 指示を聞くときの態度が気になる

このようなとき、上司や先輩は

「この新人は聞く姿勢や態度に問題があるのではないか」と感じることがあります。

しかし実際には、聞く姿勢や態度の問題は単純ではありません。

新人自身の意識だけでなく、経験不足や職場環境、コミュニケーションのズレが影響している場合も多いのです。

この記事では、

  • 新人の聞く姿勢や態度が気になる理由

  • 上司ができる具体的な関わり方

  • 職場全体で聞く力を育てる方法

について解説します。この記事は、ビジネスゲーム開発・販売、漫画アニメ制作を行うグラスルーツ(株)の高橋が担当します。

新人の「聞く姿勢」や「態度」が気になる場面

新人の聞く姿勢や態度

まず、上司が違和感を持ちやすい場面を整理してみましょう。


1 反応が少ない


説明しているときに

  • うなずきが少ない

  • 相槌がない

  • 表情が変わらない


こうした状態だと、「ちゃんと聞いているのだろうか」と不安になります。

聞く姿勢というより、態度の問題に見えてしまうこともあります。



2 質問をしてこない


説明のあとに「何か質問ある?」と聞いても「大丈夫です」と答える新人は少なくありません。しかしその後、仕事を進めると理解不足が見つかることがあります。このような経験が続くと「聞く姿勢がないのではないか」と感じてしまいます。



3 指示を受けるときの態度が気になる


新人の中には

  • 返事が小さい

  • 視線が合わない

  • 自信がなさそう


といった様子を見せる人もいます。そのためやる気がないように見えてしまうことがあります。また、斜に構えているようにも見えてしまうことがあります。


4 指示をそのまま受け取るだけ

言われたことはやるものの


  • 背景を理解しようとしない

  • 別の方法を考えない

  • 自分から確認しない


こうした状態も、聞く姿勢がないと感じる原因になります。


本当に「態度」の問題なのか

態度が問題なのか

ここで重要なのは、態度の問題に見えるが、実は違うというケースが多いことです。新人の立場で考えると、次のような理由が考えられます。


理由1 余裕がなく反応ができない


新人は慣れない環境の中で

  • 話を理解する

  • 内容を覚える

  • ミスをしないようにする

という複数のことを同時に考えています。そのため、反応する余裕がないことがあります。

結果として

「聞く姿勢が悪い」

「態度が良くない」

と見えてしまうのです。


理由2 緊張している

新人は想像以上に緊張しています。


  • 上司にどう思われるか

  • ミスをしないか

  • 迷惑をかけないか


こうした不安の中では、自然なコミュニケーションが難しくなります。

その結果、

  • 表情が硬い

  • 声が小さい

  • 反応が少ない

といった状態になることがあります。


理由3 質問していいか分からない


新人にとって質問は勇気のいる行動です。

例えば

  • 忙しそうで聞きづらい

  • 基本的なことを聞くのが怖い

  • 迷惑になるのではないか

と感じている場合があります。


そのため、

質問しないことが安全だと考えてしまうのです。


理由4 職場ごとのコミュニケーションの違い

会社によって、コミュニケーションの文化は大きく違います。


例えば

  • 積極的に発言する文化

  • 静かに聞く文化

  • 基本的には上司が決定して仕事を進める文化


新人はまだその文化を理解していないため、どの態度が正しいのか分からないことがあります。


新人の聞く姿勢と態度を改善する関わり方

聞く姿勢を改善する関わり方

新人の聞く姿勢や態度を変えるためには、注意するだけでは効果がありません。

むしろ、上司の関わり方を少し変えるだけで大きく改善することがあります。


1 途中で理解を確認する

説明が終わってから「質問ある?」

と聞いても、新人は何を聞けばいいか分からないことがあります。

そこで効果的なのが途中で確認することです。

例えば

  • 「ここまで理解できたことを教えて?」

  • 「このあと何をすると思う?」

  • 「どこが難しそう?」


こうした問いかけは聞きながら考える習慣を育てます。


2 背景や目的を伝える

指示だけを伝えると、新人は「言われたことをやる」だけになりがちです。

しかし

  • なぜこの仕事が必要なのか

  • どこに影響するのか

  • 何が重要なのか

を伝えると、理解しながら聞く姿勢が生まれます。


3 質問しやすい雰囲気を作る

新人が安心して質問できる環境は非常に重要です。

例えば

  • 「それ大事な質問だね」

  • 「そこ気づくのいいね」


といった言葉を使うと、質問しやすくなります。

質問が増えると、自然と聞く姿勢も変わっていきます。


職場全体で「聞く力」を育てる


新人の聞く姿勢や態度の問題は、個人の問題ではなくコミュニケーションの問題であることも多いです。

実際の仕事でも

  • 説明したのに伝わらない

  • 聞いたつもりで理解が違う

  • 認識がずれる

といったことは頻繁に起こります。そのため企業研修では、情報共有の難しさを体験するゲーム(ビジネスゲーム)が使われることがあります。


1 聞く力を養うビジネスゲーム「最も安全な道を探せ!」

最も安全な道を探せ

ある人だけが情報を持ち、それを言葉だけで伝えます。

すると

  • 伝えたつもり

  • 聞いたつもり

が簡単に起きることが分かります。


この体験を通して

  • 確認する大切さ

  • 聞き返す重要性

  • 情報共有の難しさ

を実感することができます。

新人だけでなく、

ベテラン社員にも大きな気づきになる取り組みです。


2 聞く力を養うゲーム「コーチングカード」

コーチングカード

聞くを養うには「コーチングカード」も役に立ちます。様々な質問の種類が書いてあるコーチングカードを利用して、相手に質問をしていきます。これにより

  • 自分の質問の種類がいかに偏っているか

  • 種類ごとの伝え方がいかに偏っているか

を体験しながら理解することができます。





新人の聞く姿勢と態度は「育てるもの」



新人の聞く姿勢や態度は、最初から完成しているものではありません。

  • 聞きながら考える

  • 疑問を持つ

  • 必要な確認をする



こうした行動は、経験の中で少しずつ身についていくものです。

そのため「態度が良くない」と感じたときは、

  • 聞きやすい環境があるか

  • 確認する機会があるか

  • 理解しながら聞ける説明になっているか

    を見直すことが大切です。



新人の聞く姿勢は、本人の意識だけではなく職場のコミュニケーションの作り方によって大きく変わります。


まとめ


新人の聞く姿勢や態度が気になるとき、その原因は必ずしも本人のやる気ではありません。

多くの場合、組織でできることは組織がどのように変わるるかを考えることがとても重要です。そして、足りないことを補う場合、伝えるだけでは不十分です。体験を伴い自分自身で理解する腹落ちする構造がとても重要です。その意味で、ビジネスゲームを活用して体験しながら聞く姿勢を養う環境づくりが大切です。


この内容にご興味ある方は、グラスルーツ(株)高橋までご連絡ください。


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