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新人がミスを隠すのはなぜ?上司が知っておきたい原因と防ぐための組織づくり

  • 15 時間前
  • 読了時間: 6分

「新人がミスを隠していた」

多くの職場で一度は経験する問題ではないでしょうか。


  • 報告されていないミスが後から発覚する

  • 小さなミスのはずが大きなトラブルに発展する

  • 「なぜ言わなかったのか」と叱るとさらに黙る


新人がミスを隠すと、仕事の信頼関係は一気に崩れてしまいます。しかし実は、多くの場合「隠そう」と思っているわけではなく、言えない環境が生まれていることが少なくありません。

この記事では、上司・先輩の視点から


  • 新人がミスを隠す理由

  • ミスを隠さない職場の特徴

  • 上司ができる具体的な対策


を整理します。

この記事はビジネスゲーム開発販売、漫画制作をてがけるグラスルーツ株式会社の高橋が担当します。


新人がミスを隠す理由

新人がミスを隠す理由

まず知っておきたいのは、新人がミスを隠す理由は一つではないということです。


1 怒られるのが怖い


もっとも多い理由がこれです。

新人はまだ会社の人間関係がわかっていません。


そのため

  • 報告したら強く怒られるのではないか

  • 評価が下がるのではないか

  • 「使えない新人」と思われるのではないか

という不安を強く感じます。

新人は会社の中で立場が弱いため、ミス=自分の評価が下がる行為と感じやすいのです。



2 ミスの重大さがわからない


新人は仕事の全体像が見えていません。

そのため

  • 小さなミスだと思った

  • 問題ないと思った

  • 自分で直せると思った

という理由で報告が遅れることがあります。


しかし実際には


  • 顧客に影響する

  • 他部署に影響する

  • 後工程に影響する


というケースも多く、新人が思っている以上に重要なミスであることがあります。


3 報告のタイミングがわからない



新人は意外と報告ルールを理解していないことがあります。

例えば

  • どのレベルのミスを報告するのか

  • 誰に報告するのか

  • いつ報告するのか

が曖昧な場合です。

上司は「当然わかっている」と思っていても、新人は

「この程度で報告していいのかな…」と迷い、結果として報告が遅れます。


ミスを隠す新人を叱っても改善しない理由


ミスを隠した新人に対して「なんで言わなかったんだ」と叱るケースは多いでしょう。

しかし実は、この対応は逆効果になることがあります。

新人は

  • ミスをして怒られる

  • ミスを隠して怒られる

という状況になるからです。新人は叱る行為を「自分が責められている」と勘違いちがちです。

すると新人は

  • 「バレないようにするしかない」

という思考になり、さらにミスを隠すようになります。

このような悪循環にならないような仕組みがとても重要です。



ミスを隠さない職場の特徴

ミスを隠さない職場

では、ミスを隠さない職場にはどんな特徴があるのでしょうか。


1 ミス報告が評価される

良い職場では

  • ミスを報告したこと

  • 早く報告したこと

が評価されます。


例えば「早く言ってくれて助かった」「この段階ならまだ対処できる」

という反応です。この経験をすると新人は報告した方が良いと理解します。


2 上司がミスを共有する

上司が自分のミスを話す職場は、ミスが隠されにくくなります。

例えば


  • 自分も新人のとき失敗した

  • こういうミスをしたことがある

  • こうすれば防げる


このような話をすると、新人は「ミスしてもいいんだ」と安心します。



ミス隠しを防ぐには「情報共有」が重要



新人のミス隠しの問題は、ミスを公開できる安心感だけではなく、情報共有の問題でもあります。

新人は

• 何を報告すべきか

• どの情報が重要なのか

• 誰が何を知っているのか

がわかっていません。

つまり、新人だけが悪いのではなく、情報共有の仕組みが弱い可能性もあるのです。

この問題を理解するために、企業研修でよく使われるのが「情報共有の難しさ」を体験するゲームです。


例えば、

地図作成ゲーム(共有してゴールに近づくゲーム)

地図作成ゲーム
  • 各メンバーがバラバラの情報を持つ

  • 情報を共有しないと正しい地図が完成しない


という状況になります。このゲームでは、多くのチームで

  • 自分の情報を言わない

  • 確認をしない

  • 思い込みで進める


ということが起こります。その結果、全体として間違った結論に進んでしまうのです。

この体験をすると参加者は「情報を言わないだけで、チームは簡単に間違う」

ということを実感します。これは職場でも同じです。新人がミスを隠すと、チーム全体が間違った方向に進んでしまうのです。


ミスを隠さないためには「心理的安全性」も重要


また、ミスを隠さないためには、先ほどあったような「失敗を認める」組織風土がとても重要です。失敗を安心して伝えられることを「心理的安全性」といいますが、失敗を認める組織作りには人それぞれの価値観や行動を理解するとより早く、心理的安全性を得ることに繋がります。

• 価値観

• 行動パターン

• コミュニケーションの取り方

これらの違いを理解するために、企業では

「他人と自分を知るゲーム(相互理解のゲーム)」を活用するケースもあります。

他人と自分を知るゲーム

このゲームでは

• 何を大切にしているか

• その考えを基にどんな行動を取りやすいか

• 他の人はどう考えるのか

をお互いに知ることができます。すると参加者は

「この人はこういう考え方をするのか。」

と理解し、相手を否定せずに話を聞く姿勢が生まれやすくなります。

このような相互理解が進むと、職場では


  • ミスを報告しやすい

  • 困ったとき相談しやすい

  • 意見を言いやすい

という状態が生まれます。


まとめ



新人がミスを隠す理由には、次のようなものがあります。


• 怒られるのが怖い

• ミスの重大さがわからない

• 報告ルールが曖昧

• 職場の心理的安全性が低い

そして多くの場合、問題は新人だけではなく職場のコミュニケーションや情報共有の仕組みにもあります。新人がミスを隠さない職場にするためには


• ミス報告を評価する

• 情報共有を促す

• 相互理解を深める

といった取り組みが重要です。



そのために、

• 情報共有の難しさを体験する「地図作成ゲーム」

• 相手の価値観を知る「他人と自分を知るゲーム」

のような体験型の研修を活用する企業も増えています。新人教育というと知識を教えることに目が向きがちですが、実際には「チームのコミュニケーション」が整うことで、ミスの報告や相談は大きく改善します。新人が安心して働ける環境をつくることが、結果として職場全体の生産性向上に繋がります。


いかがでしたか?ビジネスゲームを活用して組織間のコミュニケーションを強化するしかけにご興味ある担当者様はグラスルーツ(株)高橋までご連絡ください。


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