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知識を教えても社員は動かない―企業研修に欠けている“学習動機設計”で研修効果を高める

  • 10 時間前
  • 読了時間: 5分

研修に多額の予算を投じているのに、成果に結びつかない。きちんとした知識を提供してるのに知識が定着しない、行動にうつされない等の違和感を感じたことはありませんか?このような状況は教育コストの無駄になっている可能性があります。

その理由は、「動機がない」ことが原因かもしれません。もし、この部分を解決できれば研修効果を高めることになります。

この記事は、ビジネスゲーム開発、販売、研修設計運営、漫画制作を行うグラスルーツ(株)高橋が担当します。



学習動機が低いのは、「興味なし」「関心なし」から始まる

学習動機が低い理由

企業の人材育成や能力開発では、多くの場合「本人が学びたい」という動機を前提に施策が進められています。このような環境では、意欲のある社員には知識やスキルを提供するだけでも効果があります。しかし、現実の企業では必ずしも全員が自発的に学ぶわけではありません。


「興味なし」「関心なし」のチェックリストで社内を確認する

社内で動機がないを確認する

例えば、以下のような状況は誰も見たことがあるのではないでしょうか?次の学習動機チェックリストを活用して、いくつ当てはまる光景を見たかチェックしてみてください。


【学習動機のチェックリスト】

  • 業務へのモチベーションが低下している人がいる

  • ハラスメントやコンプライアンスなど日常業務に直接関係ないテーマに興味が持てない

  • 自分のミスを他人のせいにしてしまう

  • すぐに業務に着手しない

  • メールの返信が遅い

  • 改善をしようとしない

  • コミュニケーションが少ない

  • チーム作業の参加を避ける


もし、上記のような状況に1つでも当てはまる場合、すでに「無関心」「動機がない」がはじまっている可能性があります。また、このことは否定することではなく、誰でも程度の差こそあれ、「無関心」「動機がない」のは当たり前のことでもあります。

例えば、一見すると業務に関係しなさそうな、ハラスメント教育などは興味のない人が多いのではないでしょうか? このように、テーマや対象に応じて、人によって「無関心」「動機がない」は当たり前に存在しています。


こうした「学習意欲の低下」や「無関心」は、企業内で人材育成を行ううえで大きな課題になります。単に知識を提供するだけでは、学習効果は限定的です。



インストラクショナルデザインでも動機づけは重要

インストラクショナルデザイン(ID)の理論でも、学習者の動機づけは非常に重要だとされています。しかし、IDの文献では 「動機づけが大切である」という指摘に留まり、具体的な手法や実践方法にはあまり触れられていません。


ここに、企業内での研修や学習設計におけるギャップがあります。学習者の動機が低い場合、知識提供だけでは十分な効果が得られないのです。



ビジネスゲームの最大の役割:擬似的動機形成

ビジネスゲームの最大の役割

企業でビジネスゲームを導入すべき最大の理由は 「擬似的動機形成」 です。これは、学習意欲が低い社員にも一時的に学ぶ動機を作り出す仕組みを指します。


一時的でも動機が生まれることで、記憶の定着や学習効果は飛躍的に向上します。つまり、学ばせ方に工夫をすることが、知識やスキルの習得以上に重要なのです。

では、なぜビジネスゲームで「疑似的動機」が生まれるのでしょうか?それには以下の4つの要素があるためです。

  • 即時フィードバックがある

  • 成果が可視化される

  • 競争・協働がある

  • 感情が動く

この4つがあるからこそ、疑似的動機を作りだすことができるのです。


多くの社員が動機を持たないと考えるなら、「何を学ぶか」と同じくらい「どう学ばせるか」に目を向ける必要があります。工夫のない学習方法では、せっかくの研修や教材も十分な効果を発揮できません。


企業でのビジネスゲーム体験がもたらす学び

ビジネスゲームがもたらす学び

ビジネスゲームには、「楽しく学べる」「シミュレーションできる」といった特徴がありますが、企業内で特に重要なのは 学習動機を生み出すこと です。さらに、補足的に次のような学びも期待できます。


1.曖昧さを解決する力の体験


ゲームはルールの中で「他人は何を考えているか」「選択肢が多すぎる」「運によって結果が左右される」といった曖昧さを解決する過程を設計しています。

これは企業での日常業務や意思決定と同じ構造であり、ゲームを通じて自然に学ぶことができます。


2.仕事や人生の面白さへの気づき


ビジネスゲームの面白さは、現実世界の仕事や人生の面白さとほぼ同じです。


• 他人の考えがわからない → 上司や顧客の意図を理解する力

• 選択肢が多く迷う → 商品やサービスをどう販売すれば成果につながるかの判断

• 運の要素 → 希望する部署や役割に就けない場合の適応力


このように、ゲームを通じて「擬似的動機形成」と「仕事の本質の体験」の両方を得られることが、企業内でビジネスゲームを活用する大きな価値です。言い換えるなら、「興味なし」「関心なし」を失くす体験とも言えます。



まとめ:企業でのビジネスゲーム導入は研修・学習効果を最大化する


ビジネスゲームの最大の役割は 学習意欲が低い社員に擬似的な動機を作り出すこと です。加えて、ゲーム体験を通して現実の仕事や意思決定の面白さ、曖昧さを解決する力も養えます。

企業で人材育成を行う際には、「何を学ぶか」だけでなく、「どう学ばせるか」に注目することが重要です。そして、その解決策としてビジネスゲームの導入は非常に有効な手段となります。


この内容にご興味ある方は、ぜひ以下よりどんなビジネスゲームが合うかを確認ください。

導入のご相談は以下よりお問合せください。


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