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練習訓練して身につけたいコーチングスキル、相手が価値観を知る質問

更新日:4月4日

練習訓練して身につけたいコーチングスキル、相手が価値観を知る質問は、コーチングを学習していないと意識してできない質問


こんにちは。グラスルーツ高橋です。グラスルーツ(株)は、ビジネスゲーム・漫画・アニメを企業の教育や採用に活かす取り組みをする会社です。今回はグラスルーツ(株)が開発した「コーチングカード」についての紹介です。「コーチングカード」の目的は、ステップの体感と、質問の引き出しを知り練習、訓練により身につけることです。





この記事は次のようなことに悩む企業の担当者におすすめです。

 

・コーチングおける価値観を知る質問とはどのようなものかわからない

・コーチングにおいて、アドバイスはどのように与えたらよいかわからない

・上記を含めたコーチング技術を学べるツールがないか探している


相手が価値観を知る質問とは、こちらが質問することで、相手自身が考えて相手が自分で自分の価値観に気づけるようにする質問です。


価値観を確認する質問にはどんなものがあるか



価値感を確認する質問

グラスルーツの「コーチングカード」では価値観を知る質問を「気づきを促す質問」としています。価値観を自分自身で知り気づくことができるためです。

相手が価値観を知る質問には、例えば、

・それのどんなところが、好きですか?

・嫌いですか?

・何故、好きですか?

・どんな経緯で好きになったのですか?

などがあります。相手が自分の価値判断軸で判断した結果がわかるような内容です。簡単なことだと、好き、嫌いのようなものです。相手に気づいてもらうためには、好き、嫌いにとどまらず、もっと解像度を上げたり、そこに至る経緯を語ってもらうことがより重要になるはずです。


こうした細部を質問されることで、相手は自分の価値判断軸がどんなところにあるのかを辿っていく機会になります。 


そも、そも、価値観を確認する質問を、相手に質問できないのはなぜか?



価値観を確認する質問

そもそも、このタイプの質問を普段の会話、特別に仲のよくもわるくもない相手とするためには、時間や機会が必要です。 普段、この質問をしている相手は多分、仲の良い知り合いや、仲良くなりたい知り合いなのではないてしょうか?


つまり、相手に興味を持たない限りはこの質問には至らないのが普通なのです。だから、できていないから良くないという話ではありません。

しかし、組織内においては興味のあるないに関わらず、自分から関与することが求められます。だからこそ、価値感を知る質問をうまく活用する必要があるのです。


相手が価値観を知る質問を、より癖づけるためにできること


さて、実際にこの質問をより活用したいという考えに至ることができたら、癖づけするためにできることがいくつかありそうです。


1.できるだけ相手の良い部分に目を向ける

相手の良い部分に目をむけることで、相手のことをより好きになれたり、興味を持てるようになるかもしれません。


2.相手から盗みたい特徴を見つける

自分が相手の特徴を盗み、自分がよりよくなる。こんな視点で考えてみても、その過程で相手に興味を持てるようになるかもしれません。


3.たくさん利用する

先の2つとはアプローチが異なります。とにかく会話の中で利用する癖をつけるという意味です。こんな場合には、必ず聞くなどのルールを自分なりに決めて日々取り組むことが大切です。

このように、価値観を知る質問を癖にすることで自然に利用できるようになります。


【コーチングSTEP1 深堀りする質問】


深堀りする質問

さてこれまで紹介した「価値感を知る質問」はグラスルーツ(株)が開発するコーチングカードのステップ2で活用する質問でした。

ここからは、「コーチングカード」には価値感を知る質問意外にどのような質問があるかもみていきましょう。その他の質問をうまく活用することで、価値感を知る質問は更に意味を持ってきます。


コーチングステップの1つ目は、「状況を深堀りする質問です。」

なぜ、そうなったか?どのようにそうなったか?等の質問を通じて、現在の状況を深堀りしていくことです。この質問をすることで、状況を鮮明に思い出し、その時の感情も含めて自分の中で思いだしていくことができます。


状況を深堀する質問の注意点

① 詰問調にならないこと

なぜ?という質問は関係性によって、人によっては「詰問調」に聞こえる場合があります。どのようにそうなりました?等に言い換えて深堀をすることも大切です。


② 複数の質問を利用して多面的に深堀りをすること

深堀りをする場合、「なぜ?」以外にも様々な質問方法があります。例えば、

と、言うと?

具体的には?

特徴的な会話について教えてください。

等です。これらを上手く活用しながら負担なく相手の話を深堀りしていくことが理想です。


【コーチングSTEP3 客観的に捉えるための質問】


客観的に捉えるための質問

次はステップ3の「客観的に捉える質問についてです。


コーチングではコーチはアドバイスをあまりしない


意外にしられていないのですが、コーチングの前提としてアドバイスや個人的な意見をコーチは言いません。主体的に相手自身が行動を起こすことが目的ですから、直接的にアドバイスをしてしまうと、相手が自分自身で考える余地を奪ってしまいかねないからです。

その理由から、仮にアドバイスをいうときには、意見を言ってもいい?と前置きをして相手の合意を得てから意見をいうのです。


直接アドバイスせずに、アドバイスを与える方法がSTEP3


自分からアドバイスをしないとしたら、どのように考えるヒントを与えるのかま良いでしょうか。そのもう一つの方法は第三者に意見を聞くことです。

コーチは、直接にアドバイスせずに、代わりに、第三者に意見を求めて、その回答を相談者が考えるヒントにします。このようにすることで、相談者は負担なくアドバイスをもらうことができます。


◯例えば、どんか質問?

・あなたは、◯◯さんと似たような経験をしたことがありますか?

・相談者と違う立場だからこそ見えることはありますか?


例えば、上記のような質問が、質問カードには含まれています。他人が似たような経験をしたときにどのように感じたかを知ることは、とても参考になるはずです。


常に第三者(先輩な)、直属の上司とは異なる人が近くにいることが大切


第3者が必要

第三者に意見を聞くという行為は、組織の中でも非常に重要です。なぜなら、解決策のヒントを導くためには、同質の環境にいる人に話を聞くことと、違う環境にいる人に話を聞くことの両方の意見を聞くことで、異なる視点を得られると考えられるからです。



【コーチングSTEP4 行動を促す質問】 


行動を起こすための質問

ステップ4はの行「動を促す質問」とは、例えば以下のようなものです。


・その目標が達成できたらどんないいことがありますか?

・その目標が達成するためには、どんなステップがありそうですか?


これらの質問は、行動を促すヒントになるような質問です。一つ目の質問では、達成後の素晴らしい姿を考えることで、行動したい気持ちを高めます。二つ目の質問では、目標までの道のりを細分化させることで、これからの行動を具体化していきます。


このように、様々な視点の質問を活用することで、主体的な行動を引き出していく質問です。


行動を促す他の方法は?


厳密にいうと、これらの質問のみが相手の行動を促すわけではありません。例えば、たくさん話ができてスッキリしたことで、次の行動につながる場合もあります。

つまり、step1から step3までじっくり話を聞くことがとても大事になってきます。

また、共感して頷くこと、相手が言ったことを繰り返すことによって相手が言ったことに共感を示すことができます。

これらの一つ一つが重なって相手の行動を促すことになることはしっかりと意識する必要があります。



いかがでしたか?「コーチングカード」には価値感を知る質問の他、全4つの質問によって構成されています。これらの質問を「コーチングカード」を利用して、社内の人材マネジメントや部下育成に利用してみませんか?

ご興味いただけましたら、グラスルーツ株式会社までお問合せください。





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